昨日、ショッピングセンターでぶらぶらしていたら、

兄弟・姉妹のいる上の子が、

お母さんがいるにもかかわらず、

親の役割をさせられている光景を見ました。



下の妹が泣いてるから

6歳くらいのお兄ちゃんが、

お母さんの命令で妹の手をつないであげたり、


1歳くらいの弟がダダをこねたら、

5歳くらいのお兄ちゃんが慌ててあやしたり、


お母さんはおしゃべりに夢中なので、

下の子が危ないことをしていたら、

お兄ちゃんが注意したり‥。


こういうところばっかりを見てしまいましたショック!



お兄ちゃんだって、

お母さんと手をつないで欲しいだろうし、


自分の面倒をまだまだ見て欲しいのに、

弟の面倒を見るのは大変ですよね。



これは、まだ自分の欲求を満たされていない子どもなのに、

「親の役割」をしていることになるんですよね。



このお母さん方も、

小さい頃、親からの命令で、

妹や弟たちの面倒を見てきたのでしょう。



このように育てられると、

上の子の欲求が満たされないまま

大きくなるので、

いつか、問題行動を起こしたり、

心苦しくなったり‥することがあるようです。




ひと組だけ、お母さんが

親の役割をしている光景を見ましたハート


それは、病院の待ち合い室で、

小4か小5くらいのお姉ちゃんと、

3,4歳の男の子がいる親子でした。


弟はゴーオンジャーの人形を片手に持ちながら、

絵本をお母さんに読んでもらおうと、

次から次へと、運んでくるのですが、

お母さんは、嫌な態度も見せずに、

優しくひざにのせてあげて、

優しい声で読んであげていましたハート


その横で、お姉ちゃんは本を読んでいたのですが、

弟の様子には見向きもせず、

「私はもうやってもらったから、

次はあなたの番よ。」

と、言っているかのように、


その姿を見ていると、

小さい頃に満足させてもらったんだろうなと

思いましたラブラブ



この姉弟ぐらいの年の差だと、

お姉ちゃんの小さい頃は、

充分にお世話してもらえたと思います。

このお母さんは凄いなと思いましたビックリマーク



知らず知らずのうちに、

上の子に親の役割をさせてしまうときってあるんですよね。

そして、それが日常的になると、

上の子の気持ちを考えてあげることもできなくなってしまうのですよね。



この絵本はそんな上の子の気持ちが書かれています。

ねえだっこしてねえだっこして
(2004/05)
竹下 文子田中 清代

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