学力テストのことで、

大阪の橋下知事さんの問題発言がありましたが、

うちも学校から結果をもらってきていました。



それを見て思ったことがあります。



ひとつずつの問題の結果が、

マルかバツか表記されていて、

その横には、全国の正答率が書かれていました。


100点満点の評価ではなくて、

何問中いくつ正解したかという結果が書かれています。



私が一番気になったのは、

もらってきた用紙には、

学校名と組、個人番号が書かれていて、

名前のところは空欄です。

人を番号でしか表していないものを

「これがあなたの学力結果です」と、

渡されるのは非常にイヤな気持ちがします。



それに、決定的にイヤだったのが、

平成20年 
全国学力・学習状況調査(小学校)
調査結果

と、書かれてある「調査結果」という言葉です。


この学力テストは、

「子どものためではない」と確信しました。


子どもに「調査結果」を渡さなくてもいいと思いました。



結果を公表して欲しいという気持ちも、

大人の興味本位でしかないように思えます。


安易に「公表しろ」と言うのも、

ひとりひとりの子どもに失礼だと思いますね。

子どもを道具として扱っているような‥、

都道府県単位なので、

この子はどこどこだから、

学力が高いとか、低いとか、

そんなふうに判断されたくないですよね。



子どもたちは、このテストをしたところで、

学習に役立てることなどできず、

「イヤな気持ち」しか残ってないように思います。


マルが多くて喜ぶどころか、

全国の正答率が高いところを間違えていたりすると、

比較されるので、落ち込む子が多いと思うし、

親に叱られる子もいますよね。


自分の書いた答えは返ってきていないので、

なぜ、間違えたかもわからないんです。


なんだかな~という感じです汗


この調査結果は、

実施した側にとっても、

何の役にも立たないのではないかと、

私は思いました。


(4月に書いた関連記事)
全国一斉学力テストの費用はいくら?